◇作品のお手入れ・取扱い

作品の仕上げには、プレポリマー(木固め材)をしみこませて乾燥させた後、食用の荏胡麻油で仕上げています。プレポリマーは木の質感や手触りを保ちつつ木の強度を高める溶剤で、乾燥してしまえば人畜無害のきわめて安全な塗料です。学校給食の木製食器や重要文化財の修復補強剤としても使われているものです。
食事後の洗浄は普通の食器と同じように洗っていただいてだいじょうぶですが、よほどの汚れでない限りは洗剤を使わずに水やぬるま湯でスポンジ洗いする程度で大丈夫です。

洗った後は布巾で拭いて水気が乾いてからおしまいください。

お使いいただく上でのご注意
●電子レンジはお使いいただけません
●長時間、水の中に漬けておくことはさけてください
●食器洗浄機・乾燥機はおつかいできません
●直射日光・極端な乾燥、多湿の環境でのご使用は変形や損傷の原因になりますのでご注意ください

●油分がぬけて白っぽく乾燥感がでてきたら油や蜜蝋を塗ってお手入れしてあげてください。
(荏胡麻油はスーパーなど食料品店などでお求めできます)

●毛羽立ちがでてきたときは耐水性のサンドペーパー(400番以上)でオイルをつけながらこすり磨くと
 毛羽立ちがなくなり、つるつるに仕上がります 異物が付着した時も同様にしていただくと異物を除去できます
鉄の製品と接触させると、木のタンニンと化学反応を起こして黒く変色する場合があります


木の器は、「油ものにはあわない」とか「お手入れが大変なのでは?」などと敬遠してしまいがちな方も沢山いらっしゃると思いますが、作品は食用の荏胡麻油(またはクルミ油など)を塗りこんで仕上げています。油で仕上げているので「油ものがあわない・・・」どころか、むしろどんどん油もののお料理に使っていただきたいです。油もののお料理を盛り付けることで木に油が浸透し、自然にお手入れされていることにもなります。
ここで言うお手入れとは、人間で例えると「肌の保湿」と同じこと。人の肌も水分油分が抜けるとカサカサ乾燥肌になっていろんな疾患の原因になります。木もそれと同じで、油分で保湿してあげることによって肌の状態を健康に保つことになります。
ホームページにも料理を盛り付けた写真を掲載していますので是非ご参考ください。

使わずにしまい込んでおくとカビも付きやすくなりますし、油分も乾燥して劣化の原因になりますので、日々の食卓のシーンでどんどん使って生活の一部として育ててあげてください。




                                  木工作家 堀 宏治

木工作家 堀 宏治


1974年 長崎県佐世保出身

2005年ころ 鎌倉へ移住

2006年ころ 無垢の木材を使ったテーブルウエアを制作・販売開始

2008年 クラフトフェアまつもと参加
以降 多数のクラフトイベント参加

2009年 二子玉川のKOHOROにて個展「木のある食卓」
2010年 銀座ワイナックスギャラリで個展「木々」

ほか、百貨店、ギャラリーや常設店などで個展・企画展多数参加


2017年 11月 故郷の長崎佐世保へUターン。アトリエを構える。

趣味 : サーフィン ・ 写真 ・ 歩くこと
prof ・うつわのお手入れ・取扱い
<concept>

I make wooden table ware as a living tool that grows close to people's daily lives so that it will remain
as a folk art 50 or 100years later.
In order to be able to casually exist in everyday life,the basic tone is simple,and the design as a artist is
casually applied and never emphasized.
The gradual deterioration over time is a proof that we grew up together,and it also overlaps with our lives.
Therefore, it is a unique beauty for each individual.

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